こんにちは!今回はアイシャドウがいらないナチュラルメイクをご紹介していきます。
さまざまな場面に対応できるナチュラルメイク。しかし、「ナチュラルメイクって、どこまでメイクすべきか分からない」という声も頻繁に耳にします。
中でも悩ましいのがアイシャドウ。アイシャドウ無しでもナチュラルメイクは成り立つ気がしますし、「むしろアイシャドウをしない方がいい」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、多くのメイク方法でアイシャドウが登場するので、「やっぱりアイシャドウは塗らないと変?」と不安にもなりますよね。
そこで今回は、数々のメイクレシピを研究している美容ライターの筆者がアイシャドウなしでも手抜きに見えないナチュラルメイクを徹底解説!一緒におすすめのコスメもご紹介していきます。
さらに後半ではアイシャドウをしない方が良く見える理由や、ナチュラルメイクの本来の意味についても解説。
アイシャドウ不要のナチュラルメイクを知りたい方はもちろん、「ナチュラルメイクにルールはある?」という疑問をお持ちの方も、ぜひ最後までご覧ください!
ナチュラルメイクにアイシャドウはいらない?⇒薄化粧で良いなら省いて良し!
まず、「ナチュラルメイクにアイシャドウは必要なのか」という疑問についてですが、薄化粧で良い場面ならアイシャドウはしなくても良いです。
実際、様々な美容メディアやプロのメイクさんからも、アイシャドウを使わないメイク方法は色々提案されています。ですので、「アイシャドウを塗らないメイクは変?」という心配は不要です。
しかし、職場やシーンによってはアイシャドウをした方が良い場合もあります。必ずしもナチュラルメイク=アイシャドウ不要とは限りません。
- 「薄化粧という意味でのナチュラルメイク」「カジュアルでも良い場所」▶アイシャドウなしでOK
- 「きちんと感」「エレガントさ」も求められる場所▶アイシャドウも使った方が無難
と覚えておきましょう。
アイシャドウがいらないナチュラルメイクのコツ5つ
繰り返しますが、アイシャドウをしないメイクは、決して変ではありません。しかし、アイシャドウを省くと手抜きっぽく見えやすいのは事実。
ということで、アイシャドウがいらないナチュラルメイクの上手なコツをお伝えしていきます。
<アイシャドウがいらないナチュラルのコツ5つ>
- 眉毛はナチュラルな太さ・形
- まつ毛のカールはしっかりめに作る
- カラコンはナチュラルなデザインを選ぶ
- チークや口紅で血色感を出す!多少濃くてもOK
- ベースメイクは丁寧に!毛穴レスな肌を目指す
アイシャドウを省く時は、まぶた以外のパーツを丁寧にメイクするのが大切。そうすれば手抜きっぽく見えません。
というわけで、アイシャドウがいらないナチュラルメイクのコツを1つずつ解説していきますね。
【アイシャドウがいらないナチュラルメイクのコツ】①:眉毛はナチュラルな太さ・形
アイシャドウがいらないナチュラルメイクのコツ1つ目は、自然な眉毛です。色も質感もなるべく自眉っぽさを意識しましょう。
基本的には、自分が一番やりやすい方法でアイブロウメイクを行えばOK。しかし、具体的なアイブロウメイクの方法も知りたい方は、以下を参考にしてもらえるとうれしいです。
自眉がしっかりある方:アイブロウは軽く整える程度に
もともと自眉がしっかりある方は、軽く整える程度でOK。「描きました感」があまり出ないよう、自眉の毛流れや形を大事にしましょう。
<自眉がしっかりある方の眉の描き方>
- スクリューブラシで毛流れを整える。
- 極細のアイブロウペンシルを使って、毛が足りない部分だけ描き足す。
- アイブロウパウダーを使って眉の色味を整える。
- クリアタイプの眉マスカラで毛流れを再度整え、眉頭の毛を立たせる。
毛流れを整え、キープするには眉マスカラが役に立ちます。クリアタイプだと色が付かないので、自眉やパウダーの色をそのまま活かせて便利。
また、眉頭の毛が立っている方が垢抜けるので、眉マスカラで立たせておきましょう。
おすすめは&beの眉マスカラ。カラータイプもクリアタイプも揃っています。ブラシが小さいので、眉頭にも使いやすいです。
また、毛を描き足すときは、極細のアイブロウペンシルがおすすめ。CEZANNE(セザンヌ)の 超細芯アイブロウは、さりげなく描き足せるので、必要以上に眉毛が濃くならず自然に仕上がります。
自眉が少なめな方:ナチュラルな平行眉を描く
自眉が少なめな方は、ナチュラルな平行眉を描くのがおすすめです。眉山はほとんど作らず、眉毛の下側に角度が付かないように眉毛を描いていきましょう。
<自眉が少なめな方の眉の描き方>
- アイブロウパウダーやワックスをアイブロウブラシに取り、全体の形を軽く描く。
- アイブロウペンシルを使って、毛が足りない部分だけ描き足す。
- アイブロウパウダーで全体をふんわり整える。
はじめにワックスやパウダーで全体の形を描いておくと、ペンシルで一発描きするよりも自然な立体感が出せます。この方法なら、失敗もしにくいのでおすすめです。
また、おすすめのコスメは&be(アンドビー)のアイブロウパレット。ワックスもパウダーもセットになっているので、丁寧なアイブロウが作れます。
【アイシャドウがいらないナチュラルメイクのコツ】②:まつ毛のカールはしっかりめに作る
アイシャドウがいらないナチュラルメイクのコツ2つ目は、まつ毛をしっかりカールさせること。
<アイシャドウをしない日のまつ毛メイクのポイント>
- ビューラーを省かない
- 根元からしっかりカールさせる
- 下まつ毛にも必ずマスカラを塗る
- 必要に応じてホットビューラーも併用
アイシャドウなしのナチュラルメイクでは、まつ毛が主役といっても過言でありません。くるんと上向きなセパレートまつ毛を目指しましょう。
特に「目は大きく見せたい」「手抜き感は出したくない」という方は、まつ毛に時間を割いてみて。
ホットビューラーがあると、まつ毛のカールキープ力がグッとup。通常のビューラーやマスカラが苦手な方でも、キレイなセパレートまつ毛をつくれます。
その他、下まつ毛にもマスカラを塗ることでメイク感が出ます。アイシャドウなしでも目を大きく見せられるので、下まつ毛も忘れずマスカラを塗っておきましょう。
【アイシャドウがいらないナチュラルメイクのコツ】③:カラコンはナチュラルなデザインを選ぶ
アイシャドウがいらないナチュラルメイクのコツ3つ目は、カラコンを付ける際は、ナチュラルなデザインを選ぶことです。
もちろん、好みの問題なので正解はありません。しかし、ナチュラルに見せることを重視するのであれば、
- 直径が小さめ(DIA14.5以下)
- フチや模様が薄い、透明感がある
といったカラコンがおすすめ。特に、透明感のあるブラウンのカラコンは、直径が多少大きくてもやり過ぎ感が出ません。極力瞳を大きく見せたい方は要チェックのデザインです。
おすすめは指原莉乃さんプロデュースの「トパーズ」。大人っぽくナチュラルに盛れるカラコンが勢揃いしています!
もちろん、カラコンは必須条件ではありませんので、クリアレンズや裸眼でもOK。
【アイシャドウがいらないナチュラルメイクのコツ】④チークやリップで血色感を出す!多少濃くてもOK
アイシャドウがいらないナチュラルメイクのコツ4つ目は、チークやリップで血色感を出すこと。目元がシンプルな分、チークやリップにはしっかりめに色を入れた方がバランス◎。
使用するカラーはお好みに合わせてOKですが、ナチュラルメイクの時は肌馴染みの良いコーラル系や、粘膜色(素の唇に近い色)の方が失敗しません。
INTO U(イントゥ ユゥ)のスーパーマットリップ&チークマッドは、その名の通り、リップにもチークにも使用可能。まとまりのあるメイクができます。発色も良く、カラー展開も豊富。
マットな質感のアイテムですが、上から透明なグロスやリップクリームを重ねてもOK!
ツヤツヤ、ぷるぷるの唇にも作れます。
【アイシャドウがいらないナチュラルメイクのコツ】④:ベースメイクは丁寧に!毛穴レスな肌を目指す
アイシャドウがいらないナチュラルメイクのコツ5つ目は、ベースメイクを丁寧に作り込むことです。アイメイクがシンプルな時こそ、毛穴レスなお肌に整えておくことできちんと感が出せます。
特に気を付けたいのが“まぶた”のくすみ。アイシャドウをしない分、まぶたのくすみが目立ちやすいです。下地やファンデーション、フェイスパウダーはまぶたにも仕込みましょう。
また、厚塗り感が出ないように、なるべく少ない塗布量でベースメイクを済ませるのが重要。毛穴は下地の段階である程度カバーするのが鉄則です。
毛穴レスな陶器肌の作り方は過去記事でも詳しく解説しています。気になる方はこちらもご覧いただけるけると嬉しいです!
アイシャドウなしのナチュラルメイク①:美人風な目元の作り方
それではアイシャドウなしでもできるナチュラルアイメイクの方法をお伝えしていきます。
まずは、美人風な超ナチュラルアイメイクからチェック!
<アイシャドウなし!美人風ナチュラルアイメイク>
- ビューラーでまつ毛を上げる。
- リキッドライナーで目尻にアイラインを引く。
- コームタイプのマスカラを上下まつ毛に塗る。
- お好みに合わせ、②と同じアイライナーでまつ毛のすき間を埋める。
アイシャドウなしで美人風なナチュラルアイを作る際は、極細アイラインとパッチリまつ毛がポイント。
アイラインは、目尻にまつ毛が1本生えたかのように細く描きます。キリっと感も出したいので、黒のリキッドアイライナーがおすすめです。
目元がぼやけないよう、まつ毛のすき間もアイラインで埋めておきましょう。
ただし、一重や奥二重さんは、まつ毛のすき間埋めはしなくても良いです(まつ毛の根元がまぶたで隠れやすいため)。
また、マスカラはコームタイプのクリアブラックがイチオシ。すっきりした目元に仕上がり、美人度がアップします。
アイシャドウなしのナチュラルメイク②:甘く可愛い雰囲気に見せる方法
2つ目は、アイシャドウなしで甘く可愛い雰囲気に仕上げるナチュラルアイメイクをご紹介します。
<アイシャドウなし!甘く可愛い雰囲気のナチュラルアイメイク>
- ビューラーでまつ毛を上げる。
- ブラシタイプのマスカラを上下まつ毛に塗る。
- 目尻にアイラインを引く(ピンクブラウン、ブラウン、グレージュ推奨)。
- お好みに合わせ、③と同じアイライナーで目が下側の下まつ毛キワにもラインを入れる。
アイラインはブラウン系がおすすめ。TPO問わない王道ナチュラルを目指すなら、ブラウンかグレージュ系が良いです。しかし、少し色味・遊びを足したい時はピンクブラウンを使うのもGOOD。
今回は、エテュセのアイエディション(ジェルライナー)のピンクブラウンを使用しました。粘膜っぽく化けてくれるので、赤みによる可愛さと、ナチュラルなデカ目効果をゲットできます。
まつ毛はフワッとさせ、目元に丸みを持たせます。コームタイプよりもブラシタイプのマスカラの方が、ふんわり感をつくりやすいです。
今回はブラックのマスカラを使用していますが、ブラウンのマスカラでもOK。
おすすめはミュードのマスカラ。不器用さんでもダマにならず、フェザーなパッチリまつ毛をつくれます。カラーはブラックとブラウンの2色展開。
アイシャドウなしのナチュラルメイク③:抜け感のあるオシャレメイクに見せる方法
3つ目は、アイシャドウなしでオシャレな雰囲気に仕上げるナチュラルアイメイクをご紹介します。
<アイシャドウなし!オシャレなナチュラルアイメイク>
- ビューラーでまつ毛を上げる。
- ブラウンのマスカラを塗る(お好みでまつ毛を束にするのもあり)。
- 目尻や目頭側の下まつ毛キワにグレージュのアイラインを入れる。
アイシャドウなしでオシャレなアイメイクに仕上げるコツは、カラーマスカラを主役にすることです。
特に少し明るめのブラウンマスカラはナチュラルメイクと相性抜群。もっとオシャレ感を出すなら、ブラウンみのある赤やオレンジも良いです。
hince(ヒンス)のニューアンビエンスカラーマスカラは、大人っぽくてオシャレなカラーが勢揃い。01はほんのりブラウンのローズ、04は落ち着きのあるオレンジで、今回のアイメイクにもぴったりです。
また、グレージュカラーでアイラインを引くのもポイント。さりげなく目元の立体感・横幅を引き出すことができます。色の主張が強いカラーラインを使ってもオシャレですが、ナチュラルさ重視ならグレージュ系の陰影カラーがおすすめです。
アイシャドウをしない方がいい!?アイシャドウなしの方が目が大きく見える理由や特徴とは
ここまで、アイシャドウなしのナチュラルメイク方法を解説してきました。
冒頭でもお伝えしたように、「アイシャドウをしない方が似合う」「アイシャドウなしの方が目が大きく見える」という方もいらっしゃいますし、その感覚は間違いではありません。
アイシャドウをしない方が良く見える人の特徴は、
- そもそも薄いメイクが好き
- もともと目の印象が強い
- まぶたに厚みがある
などが挙げられます。
例えば、目力が強い方は、アイシャドウを乗せることで目の存在感が強くなりすぎることがあります。まぶたに厚みがある方は、アイシャドウを塗ると目が腫れぼったく見えることも少なくありません。
その結果、
- まつ毛の存在感が薄れて目が小さく見える
- 全体的に重くなってアイシャドウが似合わないと感じる
ということがあるのです。
ただし「目力が強い人・まぶたが厚い人はアイシャドウなしが正解」という意味ではありません。目力が強い人や、まぶたが厚い人に似合うアイシャドウの色・塗り方はたくさんあります。
あくまでも、アイシャドウをしなくても目元がぼやけず、パッチリして見えるという意味。アイシャドウあり・なしどちらのメイクも楽しんでいきましょう!
最後に:ナチュラルメイクとはどこまで?本来はナチュラルメイク=フルメイク!
ということで今回は、ナチュラルメイク時のアイシャドウの必要性や、アイシャドウを使わないアイメイク方法をお届けしてきました。
とはいえアイシャドウに限らず、「ナチュラルメイクってどこまでやればいいの?」という疑問は、誰しも感じたことがあるでしょう。実はこの疑問に対する正しい答えは、全部やるべきなのです。
なぜなら、ナチュラルメイクは本来、フルメイクが前提だから。ナチュラルメイクとは、アイシャドウもアイラインもチークも使って、自然に美しく魅せるメイクのことなんです。つまり厳密に言えば、「アイシャドウ無し=ナチュラルメイク」は間違い。
しかし、実際は薄化粧やカジュアルなメイクのこともナチュラルメイクと表現されることが多いです。なので、「アイシャドウ無しのナチュラルメイク」も、ある意味成り立つというわけ。
そして、お仕事や特別な場面を除いて、メイクに絶対のルールはありません。だからこそ、アイシャドウを使わないメイクもあって良いのです。
今回の記事が少しでも、メイクに悩む方のお役に立てると幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
コメント